めっちゃ乾くの早くて吸水性も十分だし、お気に入りです。
Vol.14
わずかなキズも見逃すな 検品を入念に行うヒト
IKEUCHI ORGANICでは、オーガニック120やコットンヌーボー等のオリジナル商品とは別に他社とのコラボレーション商品も製造しています。コラボレーション商品の検品業務を担当するのが入社4年目の赤星さん。検品は企業の信頼を守るため、そして最終的にはIKEUCHI ORGANICの製品を使うユーザーの方にいつもと同じクオリティの製品を届けるために必須の工程です。B品の基準を見極める難しさと、仕事のやりがいを、元気いっぱいに語ってくれました。
検品 赤星

検品の目標枚数を達成するために
――社歴と入社のきっかけを教えてください。
今年で4年目になります。入社のきっかけは、色々なタオル会社の求人を見ましたが、(IKEUCHI ORGANICは)赤ちゃんが舐めても大丈夫なタオルを作るという目標を掲げている会社だったので、いいなぁと思って受けました。
――今の担当されている仕事内容を教えてください。
検品です。パートさんと一緒に検品のリードタイムの短縮、どう縮めていくかを(上司の)渡邉さん(※1)と話しながらやっています。
――目標とする時間はあるのでしょうか?
(時間換算で)この枚数でやるという目標はあって、全員の基準を一律にして、みんながその基準を超えられるようにしたいなぁと思っています。難しいですけど。
マニュアル化しづらい検品業務
――検品リードタイムの基準をみんなが超えるために何が障害になっていると感じていますか?
B品の基準が明確ではないので、その基準をデータ化しにくいんですよ。(一目瞭然に)パートさんが全員B品だね、というレベルではなくて、(ボーダーライン上の製品を)これはどうですか? と聞きに来る状況なんですね。
――それを判断するのが赤星さんの仕事になるのですか?
そうですね、はい。
――先ほどB品となる基準がデータ化しづらいという話がありましたが具体的にいうとどういう点が難しいのでしょか?
写真に撮ってこれはB品ですと、例を出しても光の加減で(不良とされる箇所が)写らなかったり、実物と写真では見え方が違ってくるので。マニュアルにはしづらいですね。
B品かどうかを見極める難しさ
――検品はOEMやコラボ商品(※2)が中心ですか?
はい。そうです。時間があればオリジナルもしています。
――B品といっても、色々な状態があると思うんですけど。汚れとか、傷とか糸が飛んでいるとか。どの様な状態が一番多いのですか? B品と見抜くのは大変なときありますよね?
えーっと、傷ですね。検品をやっているときに、どこが傷かわからなくて。パイルが寝ているのか、傷なのか判断がつかなくて(大変です)。
――傷だと、解反(かいたん※3)のところで、見つかるのかなと思ったのですが、検品のところでも多いのですね。
多いですね。解反は(反物の状態なので)見ている幅が広いので、1本だけ線が入っているとか、色が白だとわかりづらいし。
――IKEUCHIの検査基準って厳しいと思いますか? B品となった商品を見てこれ、もったいないなあとか。
思います! 個人的には(商品の質としては全く問題ないので)販売したいです。
スピード派と慎重派、組み合わせの妙
――仕事をしていて達成感を感じる時はどんな時ですか? 面白いと思う様なところとか。
何だろ…(検品を担当する人の作業)テーブルが毎月パートさんのペアでローテーションするんですけど、検品をしている人の中でも、すごい丁寧に見て時間がかかる人と、スピード派がいるんですけど、スピード派と慎重派が組むと、スピード派にあわせて慎重派の効率が上がっていくんです。そういうのは面白いです。
――大事ですね、タイプの違う組み合わせをすることって。競走というか、切磋琢磨というか、お互い刺激を受けますよね。機織りの近藤さん(※4)に話を聞いたときも、自分の担当している織機が目標として持っている値を超えるとやった! と思うと言っていたので、各セクションで何らかしら、そういう数値がある訳ですね。
オススメはすぐ乾いて、よく水を吸うタオル
――赤星さんがIKEUCHI ORGANICで好きなタオルを教えてください。
モッタイナイのバンブーなんですけど、あんまりIKEUCHIのタオルって柄物がない中で
かわいいなって思って。1枚目がつぶれちゃって(持ってきたのは)2枚目なんですけど。
――どれくらい使っているんですか?
これは、半年ぐらいです。
――どういうときに使います?
キッチンのお手拭きのときとか、フェイスタオルかわりとか、常に手の届くところに置いています。
――タオルとしての性能はいいですか?
抜群です! めっちゃ乾くの早いので。吸水性も十分だし、お気に入りです。
――最後に、IKEUCHI ORGANICで働いていて良いと思うところは?
働く人みんなが温かいところ。私は、4年目なんですけど、辞める人は何らかの事情で退職されてるんですけど、人間関係が嫌で辞めた、というのがないのはすごいところだと思います。
インタビュー2016年1月
取材・文/牟田口、神尾
フォトグラファー/木村 雄司(木村写真事務所)
注釈
※1:製造部部長、イケウチのヒトVol.11で登場
※2:IKEUCHI ORGANICで製造する、自社ブランド以外の他社ブランド製品
※3:織り上がった反物を反物の状態で確認する工程
※4:製織担当、イケウチのヒトVol.4で登場

オススメのタオル:【モッタイナイ・バンブー】
検品 赤星

イケウチのヒト
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Vol.36
ものづくりをご一緒しながら、IKEUCHI ORGANICのファンを広げていく
ものづくりの現場とお客様の架け橋となってIKEUCHI ORGANICのファンを広げていく。法人営業担当の笹野さん。
法人営業担当 笹野
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Vol.35
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ものづくりに専念すると宣言をした代表池内の想いや新製品のオーガニック960の裏側、社長阿倍が考えるIKEUCHI ORGANICの道しるべ
阿部・池内
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