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海外営業・広報 山鬼

海外営業を中心に、メディア対応などの広報も行う山鬼さん。池内タオルからIKEUCHI ORGANICへと社名変更が行われる数カ月前に入社。地元愛媛の企業で海外向けの仕事を行いたいと思った入社前のコトや、そのキャリアを活かして海外担当となり入社してからの彼女の奮闘の模様などを語ってもらいました。

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ふるさと愛媛の企業に関わりたい

――山鬼さん、愛媛県ご出身でしたっけ?

愛媛県の南の方の、大州市です。

――IKEUCHI ORGANICに入社されて、2年3年経ちましたか?

もう3年目ですね。今度の11月で丸3年です。

――東京ストアのオープン前からってことですよね。

はい、神保町の事務所のときからですね。

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「愛媛 企業 海外」で検索すると池内タオルが

――山鬼さんがIKEUCHIに応募したとき、職種は広報希望だったのですか?

海外ですね。今までホテルとか、旅行業界で色んなことをやらせてもらって、前から愛媛県の自分のふるさとに関わる仕事で東京にいてもできるような仕事を探していたんです。で、自分がもう40歳を過ぎていたし、最後の転職にしたかったのと、今までの自分の経験が生かせるとしたらずっと海外の仕事をしてきたので、海外に出ている愛媛の企業を探していて。「愛媛 企業 海外」で(インターネットで)検索して(笑)。ほんとすごい単純なんですけど。

そして何を見ても「池内 ニューヨーク」と出てくるんです。池内タオルが出てきて、サイトがめちゃめちゃ工場っぽいサイトだったんです(笑)。

――池内タオル時代の昔のやつですよね?

風車が写ってるやつで、小さく募集していたんですよ。”希望があったら、連絡してください”と1行で(笑)。たぶん無理だろうと思ったんですけど、サイト見てたらすごい面白そうだったので、どうしても働きたいと思って無理やり自分のやりたいこととか、入ったら何ができるか、を具体的に書いてメールしたんです。

そしたら、(人事担当が)ユニークな人で、「面白いですね、とりあえず(履歴書)送ってください」と連絡がきて。

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トルコ、エジプト、南米などに関わった旅行会社時代

――山鬼さんのキャリアは広報でなかったのですか?

広報をメインではやってなくて、海外ホテルチェーンのセールスオフィスで日本での営業をひとりで担当して、何でもひとりでしなくてはならず、たまたま広報的な仕事もやっていたんですよ。

――山鬼さんは旅行会社勤務のときは、秘境担当だったそうですよね?

そうです。大学卒業してから。旅行会社に受けにいったんですよ。たまたまその中に秘境の会社が誕生するときで…。

――秘境の会社?

秘境だけを担当する会社(笑)。変わってるからいいんじゃない? って言われて受けたら受かっちゃった。トルコやエジプトや南米など自由に楽しく仕事しました。

その後、その会社が合併したあと、ヨーロッパ部に配属されて、イタリアとかフランスなど担当だったんですけど、すごく忙しくて。夜8時から会議があったり、添乗員つきのツアーで、1日10本添乗員に引き継ぎをして毎日夜中の12時に、終電で帰ってました。

その時、ちょうど父親が病気になって。なんか自分で(生活を)変えなきゃって思って。そのころから仕事で担当していたトルコがすごく好きで、プライベートでも旅をして、言葉を習い始めてたんですよ。それで、行きたいと思って、最後の30代後半だったので最後かもしれないと。海外に住むのが。行かないと後悔すると思って、行ってしまえと思って会社辞めて(トルコへ)行きました。

――その後は、トルコに1年住んで、日本に帰国ですか?

日本に戻って実家(愛媛県)に帰ったんです。すぐに就職しないで実家で、就職活動しようかと思ったんですけど東京に行こうか迷ったりして、車の免許もってなかったんで。実家に住む場合は車がないと生きていけないので。

――そしてまた東京に?

そうです。旅行会社の話があって。田舎だとできる仕事が決まってたので。一旦友達のところに転がり込んで就職活動して。派遣しながらしてました。

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がむしゃらに1年間、手応えを感じるリピート注文

――それでは話を戻して、今の仕事の話を。今の業務は広報がメインですか?

広報というよりは海外がメインですね。本当はふたつに分けてひとりずつ専属がいればいいんですけど。

――IKEUCHで仕事をやっていて嬉しかったこと思うことはありますか?

入社したときは、海外がほんとに少なかったんですよ。阿部さん(社長)ともうひとりがニューヨークに行っているときに、”海外で人必要だわ”と言うので、メールをニューヨークから連絡もらって、1回断られていたので、やったーと思って。そこから始まっているので、入って数か月、2,3か月で突然池内代表と2人きりで、僕の展示会に先にいって準備して、ブースを建ててから、代表を迎えて。(期間中も)○○をとってこいとか指示が次々にきて。もう何がなんだかわららなくて。

がむしゃらに1年間やりながら去年ぐらい、やっと少しセールスエージェントの人も入って一緒に展示会も行けたので少しずつ、リピーターの人もでてきたり海外の注文が増えてきたり。もう少しスピードアップしなきゃいけないんですけど、そこが一番、嬉しいですね。

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オーガニック332のビーチタオルが海外で人気

――海外の注文が多い地域はアジアですか?

一番多いのが台湾、中国ですけど。カナダが最近増えてアメリカとあわせて北米地域もアジアと同じぐらいになっています。

――海外の方は気に入る商品はどのアイテムが多いんですか? 732ですか?

7もそうですけど、明るめの色を希望されるのでストレイツオーガニックと、332のビーチタオルですね。去年の夏反応がよかった。

――332が反応いいのは、どこがポイントですか?

まず見た目ではいって、そのあとさわってすごく気持ちがよくて。あとは片面パイル、片面ガーゼもポイントですね。

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印象に残る海外リピーターとの交流

――海外のお客様で印象的な方はいましたか?

カナダのお客さんで、オンタリオにあるお店で、NY NOW(※1)で初めてついたお客さんが男性のちょっとおしゃれなセレクトショップ、オンラインショップをしているんですけど、そこにうちのタオルを知った年配の男性のお客さんがストレイツ2のセピアを気に入られて、すごく良かったからと、うちのサイトを見つけたんですね。でも商品説明が日本語だったので色がわからないから頼めないと、問い合わせが来て、色を探すのを手伝ってと言われて、やりとりをはじめて、これ(ストレイツ2)を送ったらすごく気に入ってくれて。

数か月した後にまた買って、オンラインのショップのすごい長いレビューを書いてくれて、他のものは使えないとか大絶賛で。「もうアメリカのタオルはサイズは厚くて大きいのがいいとされているけど、そんなのこのタオルを使うとどうでも良くなる。小さいけどどこでもふける」と書いてくれて感激したんですけど、1年に1回やりとりをしていて、去年の冬にまた連絡がきて、送料を多く取りすぎちゃったので連絡をしたら、次買うときでもいいかと言っていたが、もう買えない可能性があると。脳腫瘍で年末に手術するからいったん(差額を)振り込んでと。

池内代表に話して、(お見舞い用の)タオルを送ったらすごく喜んでくれて。年2,3回のお付き合いですけど、メールがすごく温かい人で、うちのタオルが大好きというのが伝わる方で。手術のあとはお話しできてないんですけど。すごく嬉しくて印象に残っています。

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ストレイツオーガニックは見るだけで元気になるタオル

――山鬼さんの好きなタオル、ストレイツオーガニックについてその理由を教えて下さい。

肌触りとかコットンていう感じの厚みが好きで、プラス色鮮やかなのでお風呂とかにかけています。うちのコンセプト、オーガニックだとアースカラーのイメージがあるんですけど、アースカラーだけでなく安全に染めて色を出して日々の生活に彩を与えて豊かにするのに一番近いかなと思って。飾っておくとすごく元気になります。

――ストレイツだと、ストレイツ2が好きな方、社内では多かったです。

意外と重なりますね。

――少し小さめのサイズが人気でした。

ストレイツオーガニックは130cmなのでオーガニックシリーズとストレイツ2の間ぐらいですね。

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トルコに関わる仕事がしたい!

――あとは海外でこれを広めたいとかありますか?

(IKEUCHIのタオルは)すごくデザインがシンプルなので置いてもらえるところを増やしたいですけど、うちの理念とか考え方も知ってもらって、売ってる人もうちの理念が説明できる人を増やしたいです。ショップもそうなんですけど、ホテルとか、スパで働いている人でうちの背景を説明してもらえる人を増やしたいです。幅広く偏らず。トルコでも。

トルコ、綿の生産が多くて、生産国のトップ10に入ってくるんですよ。入社した理由もトルコの綿を使ってトルコに関わる仕事ができるかもというのも一部あって。で、入ってから大使館に連絡とかしているんですけど。なかなか代表が首を縦に振らなくて(笑)。

――それはどういう理由で認めてくれないのでしょうか?

ヨーロッパのタオルはほとんどトルコなので。トルコはまだ早いとか言うんですよ。1回観に行きたいと、展示会があるので申請したら代表に笑われて。あと俺が(トルコに)行かない限り無理だから、と言われて。もう1回出直してこいみたいな(笑)。

インタビュー2016年3月
取材・文/牟田口、神尾
フォトグラファー/木村 雄司(木村写真事務所)

海外担当、山鬼さんオススメの製品

【ストレイツオーガニック】

肌触りとかコットンていう感じの厚みが好きで、プラス色鮮やかなのでお風呂とかにかけています。

注釈
※1:北米最大級のライフスタイル雑貨、日用品などの展示会

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