ストレイツヒストリー
~代表池内が語るストレイツの15年~

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IKEUCHI ORGANIC以前のファクトリーブランド「IKT」の顔であった『ストレイツ』。
発売15年周年となる今年はそのストレイツを100%オーガニックコットンで作った『ストレイツオーガニック』をリニューアル。昨年発売の『オーガニック960』からヒントを得て、よりソフトになりながらも、ストレイツらしさはしっかり継承されたタオルになっています。発売を記念して、代表の池内計司にストレイツのヒストリーを中心に、リニューアルされたストレイツオーガニックのことを話してもらいました。

誕生は自然の風景から

――ストレイツの開発したときのきっかけは?

当時(1999年頃)タオル組合の勉強会のひとつで、桐生織塾の方が講師で来て、自然の風景などからとる縞の勉強会がありました。それでインスピレーションを受けて、来島海峡の色からとろうと生まれたのがストレイツです。

この当時は、池内タオルハンカチ工場と言われるぐらいだったんだけど、(OEM先からの要望で)年間新色をなんと2,000色以上も作っていて、1回1回、色は使い捨てという感じでやってて、糸をきっちり巻いていっても端数って出てきたんですよ。だから縞自身も先染めでやれるやつもあるし、白でもロット違いは(色が違うので)混ぜれないので、最初からロット違いだけを使って色を染めて作っていました。なのでストレイツが最初に出たときはリユースコットンと言ってました。

この時のストレイツは1999年のジャパンクリエーション(※1)の写真に写っているから。2000年になってファクトリーストアで販売をしていた、今治限定モデルという感じで。

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▲1999年ジャパンクリエイション、池内タオルブースの模様

ニューヨークで受賞、世界に羽ばたいたストレイツ

――初期のストレイツは今治限定で販売していたのですか?

今治限定といえば聞こえがいいけど、今治以外は売る所はなかったんです。当時イケウチの売ってるところでいうと、うちのストアと、今治タオルショップが東京の銀座にあったぐらい。2002年4月のニューヨークで賞をもらったとき、展示の部屋を全部埋めるのに、フルラインで50色くらい持っていったんじゃないかな。それを展示してそのなかの赤っぽいオレンジをニュー・ベストアワードとして選ばれたんですよ。

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――ニューヨークで受賞した時は、色も決まってたんですね?

「これいいから申請コーナーに持ってきて」って、受賞した朝に言われて、持っていって。だから写真にこの色が映ってるのはそういうわけです。

――ストレイツの発売自体は2000年に発売ですか?

2000年は今治のファクトリーショップだけで、全国的に売り出したのは2003年3月。3月に新宿伊勢丹にIKTコーナーができて。ラインアップは今よりも縫製物が充実してて、スリッパ、バスローブも置いていました。ここの伊勢丹がコーナー作るのも、前の年の12月にニューヨークのABCカーペットに最初コーナーが出来たのが大きく影響したんです。

――ABCカーペットは今も影響力のあるお店なんでしょうか?

元々カーペット屋さんで、うちがつきあったころが100周年だったので今で115周年。ブロードウェイを挟んで両サイドにビルがたってて、ビルがどれくらいだろ、銀座三越くらいの大きさです。ここのショーウィンドウにはイケウチの商品がずっらっと並んでいてそれはすごかった。

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▲海外で掲載された取材記事

――アメリカ以外でも販売されていたんですよね?

その流れから、OEMでヨーロッパの方でストレイツを完全オーガニックにして売りたいとオファーがあってヨーロッパでも販売されました。それが今回リニューアルした『ストレイツ オーガニック』の始まりです。

――最終的に何カ国ぐらいに販売されていたのでしょうか?

アメリカ、カナダ、ロンドン、フランス、デンマーク、スウェーデン、オーストラリア、このあたりを中心に販売されていました。

――これは海外の代理店を通してですか?

全部直販売ですね。

――すごいですね!

だってそのとき(営業)スタッフ僕しかいないもん(笑)。

逆輸入で火がついた日本での反響

――その後ニュースステーションで取り上げられたりしたのは、どういう経緯だったんですか?

ニューヨークで賞を取った直後、経済産業省に行ったんですよ、繊維製品のセーフガードのお願いで。で、そのときの経産省の大臣に、「昨夜テレビ出てたの君?」って聞かれて、タオルを使いたい、っていうのでタオル送りますって言ったら、「タオルくらいの収賄で俺、地位失いたくないから買うわ」って(笑)。結構その後何回も買ってくれてその関係で、2003年1月31日の小泉さん(当時首相)の施政方針演説で、(ニューヨークで受賞したことを)話してもらえたけど、この大臣周辺から話しが挙がってきたんだと思うよ。そうしないと小泉さんが言うはずないもの。

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▲2004年1月の小泉首相(当時)今治来訪の様子 首相官邸HPより
出典 http://www.kantei.go.jp/jp/koizumiphoto/2004/01/08tesima3.html

それがあってニュースステーションに繋がった。飛行機を出る30分前に知り合いの新聞記者から連絡あって、小泉さんが施政方針演説、池内タオルのこと言うよって。「あ、そうですか」ってニューヨークに出発して3泊5日で帰ったら、ニュースステーションのテレビクルーが成田で待ってたから。

製品としてのストレイツ

――今までのストレイツもマイナーチェンジは繰り返していたんですか?

一番最初のストレイツは1枚の生地で作って切ってバス、フェイス、ウォッシユ。だからローブとかスリッパとか色々できたんです。縫い方がメローのハンカチみたいにしてて、思い切って引っ張ったら外れてほつれたんだよ。なので、バスはバス、フェイスはフェイスで織るようにしていって。その時期を経て、メローもやめて普通の耳ヘムに変えていきました。

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▲2000回の洗濯試験を行ったストレイツ

――社内に2000回洗濯試験したストレイツがありました

2000回使うと、タオルは意外と大丈夫なんだけど、IKTのネームタグは縦糸しか残ってないくらいの状態だよね。

――最近のイケウチがリリースしたタオル、オーガニック960は「今ベストのタオル」じゃないですか。では、ストレイツオーガニック240はどういうタオルでしょうか?

960で得られたノウハウが生かされています。かといってストレイツであの、60番手で贅沢なのは違うので、40番手でやっています。拭いた感じはパイル目がはっきりわかるタオルですね。堅牢性の部分も、ヘビーユースでも大丈夫、織り方も18年で少しずつかえてきてるので。

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インタビュー・文:牟田口・神尾

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