「共感と購買をどうつなぐ?」イベントレポート 前編~広報~

12月10日に、これからの暮らしをつくるWEBメディア「灯台もと暮らし」
主催のイベント「共感と購買をどうつなぐ?」に参加してきました。

今回は、灯台もと暮らしの「地域に根ざした企業特集」で紹介された島根県石見銀山の「群言堂」、京都の野菜提案企業「坂ノ途中」、それからIKEUCHI ORGANICの3社と灯台もと暮らし編集部(主催)のイベントです。当日は2部制になっていて、第1部は各社の広報/編集長で、第2部は経営者同士でワイワイガヤガヤと公開会議をしました。

イベント開催のきっかけ

もともとはIKEUCHI ORGANICの企業特集で、灯台もと暮らし代表の鳥井さんと対談の場で、思った事をそのまま口にしただけなのですが、いつの間にかイベントの開催が決まっていました。鳥井さん、すごい行動力あるな、さすが!ほかの会社の人の話を聞くのが楽しみだなーと喜んでいたらイベントページに自分の顔とプロフィールが… 

第1部の「各社広報・編集長の作戦会議」に登壇することになったのですが、なぜメインテーマの「共感と購買をどうつなぐ?」だけでなく2部制にしたんだろうと疑問に思っていると鳥井さんがブログにこんな事を書いてくれました。

今回のイベントには裏テーマもありまして。それが、これからの企業の広報の在り方を探りたいということです。僕がこの3社の企業特集を通じて一番驚いたことは、各社の広報の方々の人柄でした。みなさん、従来の企業の広報さんとは全く人柄が異なるのです。親しみやすく誠実で、想いがある。借りてきた言葉を伝えるだけでなく、しっかりと自分の言葉で語ってくれるのです。

ますますハードルが上がります(汗)。これからの企業の広報の在り方を探りたいという、大変重大な裏テーマ。

共感と購買のあいだ

個人的な話しで恐縮ですが、僕自身、広報のスペシャリストではなく、今の会社に入ってはじめて広報を担当しています。(詳しくはこちらの記事をご覧ください)そして坂ノ途中の倉田さんも聞くところによると、広報は未経験だったようで。群言堂の三浦さんはこの時が初対面ですが、見た瞬間誠実な人だなあとわかる雰囲気と、落ち着いた話し方(見習いたい…)。 

イベント当日、第1部が始まりますが、普段話し慣れていないせいか、自己紹介で5分の持ち時間が10分以上話してしまう失態をしてしまいます。そして自分の紹介文だけビジネスパーソン向けに作りすぎていて硬い・・・さらには「今、広報で困っていることは?」というモデレーターの灯台もと暮らし編集長の伊佐さん(やや堅めの3人を一生懸命盛り上げてくれました)からの質問は「うーん」と特になしの回答をしてしまい、機転の聞いた返しができずに大いに反省しました。

個人的には、あのときああ言えばよかった、こう伝えればよかった等反省点ばかりなのですが、僕のことは置いておいて群言堂の三浦さんと、坂ノ途中の倉田さんの魅力をご紹介すると、2人ともとても美しい文章を書く方です。

三浦さんは広報誌「三浦編集長」を発行してひとりで原稿から写真まですべて書かれていますが、熱量があって安心感のある文章に惚れ惚れします。最新号を読んで、イベント当日にバックナンバーをすべてもらって帰ってしまうくらい、群言堂という会社に、そして大森町に興味を持ちました。今では仕事終わりの金曜日に毎週1号ずつ読むのが密かな楽しみです。

三浦編集長

坂ノ途中 広報・倉田さんの選書コメントに唸る

倉田さんには、大阪のスタンダードブックストアというセレクト書店でIKEUCHI ORGANICのフェアを開催したときに「IKEUCHI ORGANICを1冊の本で表すとすると?」という無茶なお題に答えてもらいました。そのときに、1冊で十分なのに、3冊もイメージに合う本を書いてくれて、もしかしたら弊社の社員より、IKEUCHI ORGANICのタオルが好きなんじゃないかと思うほど愛にあふれる文章を書いてくれました。泣く泣く1冊に絞って紹介したのがこちらです。

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選書理由:イケウチさんのタオルとこの名エッセイ集に重なるもの、それは「手触り」です。イケウチさんのタオルには、ふっくら、とか、柔らかい、とかだけでなく、生きものから作られたからこその、どっしり(重い、という意味でなく深みのある、という意味の)とした手触りがあると思います。この『父に詫び状』に収録されているエッセイにも、ひとつひとつ、匂いたつような、実感のこもった手触りがあります。そういう「血の通った手触り」を感じられるものや本って、実はそんなに多くないなあ。。と思うのです。

広報に必要なスキルとは?

少し本題から逸れましたが、広報という職種は「会社の顔」でもあるわけで、見た目も華やかで、プレゼンテーションが上手で、社交的な方しか務まらないと思っていました。ところが、一概にそうとも言えず、上手に見繕うこともできないからこそ、メディアの方に伝わる事もあるようです。事実弊社は僕が担当する前は外部の方に広報を委託していたのですが、その頃よりもメディアに掲載される回数が劇的に増えたのです。

では広報に何が必要かというと、当然ながら自社(商品)と、経営者を好きであること。この2つがどちらも当てはまらない場合は広報に向いていないと思います。もっというと、会社や商品よりも広報の人間が目立ってはいけません。そして、自社をPRするスキルというよりは、相手の立場に立って、これから会う人・媒体に興味を持って事前に調べること、つまり、相手のために、丁寧に時間をかけることができるかどうかの方が、弊社のような中小企業であればあるほど、重要な気がします。

群言堂の三浦さんも、坂ノ途中の倉田さんも今回のイベントの前に、各社の商品を事前に買って、お互いに報告し合ったりして、イベントをする前から緩やかな共同体のような空気が生まれていました。イベント当日は、そんな空気感を第1部の対談でも出せればもっとよかったかもしれませんね。

第2部テーマ「共感と購買をどうつなぐ?」に続きます。

[関連リンク]
■今、私は何を継げるか?【島根県石見銀山・群言堂】特集、はじめます。[灯台もと暮らし]
http://motokurashi.com/feature-shimane-gungendo/20160311
■おいしい野菜を毎日食べたら、もっと楽しい未来に出会えるはず。
【京都・坂ノ途中】特集、はじめます。[灯台もと暮らし]
http://motokurashi.com/feature-kyoto-on-the-slope/20171006
■もしかしたら本当に、このタオルはいつか世界を変えるのかもしれない。
【愛媛県今治市・IKEUCHI ORGANIC】企業特集、はじめます[灯台もと暮らし]
http://motokurashi.com/feature-ehime-ikeuchiorganic/20170804

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