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IKEUCHI ORGANICのオーガニック認証について

2022.12.19

IKEUCHI ORGANICのオーガニック認証について

目次

世界共通のオーガニック繊維基準として、『GOTS(Global Organic Textile Standard)』と『OCS(Organic Content Standardd)』が存在します。全てが全く同じ内容ではありませんが、主に次の基準内容に集約されます。

1:栽培方法

3年以上、農薬や化学肥料を使っていない畑で栽培されているか

 

2:含まれるオーガニック繊維の割合

GOTSであれば、原料にオーガニック繊維を70%以上含むこと。OCS 100であれば、95%以上を含むこと

 

3:紡績工程

紡績工場にて、一般綿(農薬や化学肥料を使用して栽培されたコットンや、遺伝子組換えコットン)と混ざることのないよう生産ラインを厳格に分離しているか

 

4:トレーサビリティ

原料から製品までの全行程を明確に追跡できるか

そして、GOTSやOCSが規定した基準にのっとり、第三者である認証機関が検証を行い、基準をクリアした対象にのみオーガニック認証が付与されます。

 

オーガニック認証『GOTS』を取得したコットンを使用

IKEUCHI ORGANICが採用している『bioReプロジェクト』のオーガニックコットンは、スイスのREMEI社(リーメイ社)によって生産され、オーガニックコットンの輸入会社である​​株式会社パノコトレーディングを通じて、私たちのもとへ届きます。

bioReプロジェクトによって農薬や化学肥料を使わずに栽培されたコットンは、スイスの認証機関『bio.inspecta(バイオインスペクタ)』から審査を受け、GOTS認証の基準を満たしています。

GOTS認証では、加工・製造・流通のすべての工程において、環境的かつ社会的に配慮した方法が実行され、一般製品との混合や汚染がないように管理されているかも審査します。畑や工場で生産に関わる人々の労働条件が適正かどうかも審査することで、生産者の人権を守っていることも証明する基準です。

そして、bioReプロジェクトによって栽培されたオーガニックコットンが、Panoco社を通じて、IKEUCHI ORGANICへと確実に手渡されているか。また、認証外の綿花が混入してないかも、GOTSの基準で厳しく管理されています。

写真提供:株式会社パノコトレーディング

自社としてもオーガニック認証『OCS 100』を取得開始

IKEUCHI ORGANICの商品は同じ生産工程で商品化されていますが、代表的なモデルの『オーガニック120』をベースとした法人向けのタオル生地製品が、2021年10月にフランスの認証機関『ECOCERT(エコサート)』から審査を受け、『OCS 100』を取得しました。

OCS認証では、最終製品におけるオーガニック原料の存在と量を検証し、生産から最終製品に至るまでの原材料の流れを追跡します。そして、『OCS 100』とは、認証済みオーガニック原材料を95%以上含む製品に対して与えられる認証マークです。

今回、取得した認証では、パノコトレーディング社を通じて仕入れた『bioReプロジェクト』のオーガニックコットンが、撚糸工程・原糸染色工程・製織・染色整理の工程で他のコットンと混在せずに確実に生産されているかを証明するものとなっています。

 

イケウチオーガニック

記事を書いた人

イケウチオーガニック

1953年創業、今治タオルの専門店IKEUCHI ORGANICのスタッフが、商品のご紹介や日々の洗濯、お手入れ、メンテンナンス方法などタオルのお役立ち情報のほか、オーガニックコットンの生産現場や今治本社工場での環境に配慮した取り組みなど、ものづくりの背景をコラムでご紹介しています。