スキルではなく、会社のあり方を学ぶ。学生インターン体験記

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清水さん(写真左側女性)

IKEUCHI ORGANICでは、これまでに学生インターンの方に業務を携わってもらっています。過去にはインターンからそのまま社員になった例も。今回は、今年の7月まで約10ヶ月間に渡りインターンシップを経験した法政大学の清水さんに、IKEUCHI ORGANICとの出会いから、インターンをやってみた感想、会社の課題まで伺いました。清水さんは弊社のオーガニックコットンの供給元であるスイスを本社に置くREMEI社のホームページからIKEUCHI ORGANICを知って、インターン募集もないのにメールを送る行動力と、素直さを兼ね揃えている学生さんです。
約10ヶ月の間、店舗業務を中心に海外・PRの補佐まで幅広く業務を担当してくれて、現在はアメリカに留学しています。環境ビジネスに興味がある方以外にも、IKEUCHI ORGANICのインターンで学ぶべき事があると話す理由についても話してくれました。

環境問題とビジネス、そしてIKEUCHI

――IKEUCHI ORGANICを知ったきっかけは?

清水さん:大学で国際開発を専攻していて、途上国の人たちの暮らしをどうしたらもっとよくできるか?人の権利はどうしたらもっと平等にできるのかを勉強しています。すごく広い学問で、ジェンダーの平等もあれば教育だったり環境だったり、色んな分野があるんですがその中で、私は環境とビジネスに興味を持ちました。

ミャンマーに大学2年のときに行ったんですけど、はじめての途上国に色々と刺激を受けて。一番印象的だったのが、ミャンマーは経済成長もしていて、都市部は高層ビルが建っているんですが、一方で環境破壊がされていて、良いことも起きているけど同時に悪い事も起きてしまっている矛盾が起きていて。矛盾を起こさずに、両立させるにはどうしたらいいんだろう?と思って環境ビジネスに興味を持ち、環境とビジネスふたつに当てはまる団体や企業で働いてみたいと思ってインターンを探しました。

「企業 ビジネス 環境」みたいなキーワードで検索していく中で、REMEI社※1を知りました。REMEI社と関係のある企業が日本にあるんだと思って、そのときにIKEUCHI ORGANICを知りました。 REMEIの方が来日していたときのレポートも読んで、とても興味を持ちました。

会社のホームページも会社の活動を活字でさらっと表面的に書くんじゃなくて、社員さんへのインタビュー(イケウチのヒト)とか理念についても詳しく書かれていて、すごく印象に残りました。

――募集は特にしてなかったんですよね?

清水さん:普通にメールするしか方法がなくて、営業の岡本さんのインタビューで、以前インターンをされていたと読んで、インターン制度があるならと思って、ダメもとでメールしてみました。

――すごい行動力ですね。昔から行動力があったんですか?

清水さん:大学入ってからですね。大学は高校と違って、何も動かないと何もできないじゃないですか。主体性が大事というか。

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法政大学で講演したときの記念写真

IKEUCHIでのインターン生活

――実際にインターンでは、どんなことをしましたか?

清水さん:80%くらいはストア業務だったと思うんですけど、接客販売がメインです。タオルも色々な種類があるし、タオルを自分で買う機会はあまりない人が多いので、お客様に丁寧に説明をすることが求められます。あとはギフトも多いので発送準備とかお客様とのやりとりとか事務的なお仕事が多かったです。

――他社と違うなあと思った事はありますか?

清水さん:販売だとどこでもそうかもしれないですけど、その方がどんな目的で来店していて何をきっかけに知ったのか、バックグラウンドを聞くのが大事だっただなと思います。たとえば私は、ファーストフード店で以前アルバイトをしたことがあるんですが、美味しいハンバーガーを食べるという目的がはっきりしていますよね。でも、タオルとなると、ギフトとして買いに来たのか、自宅でどんなシーンでどうやって使うのかとかひとりひとりニーズが異なるので、対話を重ねていきます。あとはテレビや、雑誌やSNSなど、何をきっかけに知ったかによって紹介するタオルもかなり変わるので、その辺りが違うかなと思います。

――やりがいを感じた事はありますか?

清水さん:お客さんが来店されたときに、私が最初にびっくりしたのが、お客様はみんな環境やサステナブルな分野に興味があるのかと思ったら実際に働いてみるとそうではないことも多くて、むしろそういう人たちは10%にも満たないんですよね。良いタオルがあるって聞いたからとか、モノの良さに惹かれて来てくれることが多くて、そういう方たちにも、風力発電の写真を見せて興味を持ってもらったりとか、できるだけ会社のストーリーや背景を伝えるように心がけていました。

なので、最初は環境やサスティナブルな分野に興味がなかった人に、こういう理念を持ってるとか、コットンヌーボーというタオルは面白い活動をしているとかお伝えして、面白い反応をしてくださったときは、嬉しいですね。モノが良いだけじゃなくて、さらにプラスアルファ、お客様自身が商品を買うことによって社会貢献につながると思ってもらえると、満足度はあがるので、お客様に深く会社の活動が伝わったときはやりがいを感じます。

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アルバイトスタッフさんと仲良く撮影

お客さんに伝える工夫

――お客様の中では清水さんのファンも多かったと思うのですが、お客様とのやりとりで印象的な出来事はありますか?

清水さん:はじめてお買い物をしてくれた方には、お手紙を出していますが、わたしが出したお手紙に返事を書いてくれた方がいて。なかなかいらっしゃらないですよね。自分もお店に行って、たまに顧客登録して手紙をもらうことがあっても、返信するという発想がなかったので。タオルをゆっくり選ばれる方で真面目な方で、色々質問したりすると詳しく答えてくださったりとか、お店の人とお客様という感じではなくて、色々な事を教えてくださって、コミュニティみたいになったのでお客様と良い関係ができると、良い反応もいただけるんだなと思いました。

――ひとりのお客様にかける接客時間は長いですよね?

清水さん:短い方でも最低は20分かかりますよね。長い方だと1時間半くらいお話させていただくこともありますね。丁寧に説明しないとお客様に伝わらないですし、環境のことなども深く伝えようとすると時間かかりますよね。

――お店のところでいうと、一緒に働く人たち(スタッフさん、店長、営業)を一言でいうとどんな人達ですか?

清水さん:東京ストア・オフィスで働く方々の共通点は、相手にためにできることは何かをすごく考えて働かれていて、学生の私にもすごい気を使ってくださるなと思っています。私は今までアルバイトの経験しかなかったですけど、他のアルバイト先ではそんなことはなかったです。例えば、手間取ってしまうことでも、自分の時間を割いてまで時間をかけて教えてくださったり、皆さんが自分主体というより相手のことを考えて仕事をされているのはすごく伝わってきます。

お金以外の得られる価値

――海外事業やPR業務も色々と携わってもらいましたが他に感じたことはありますか?

清水さん:環境やビジネスに関連した会社でインターンをする目的は、「スキル」を身につけるのではなく、会社のあり方や「サスティナブルな考え方」を体感したいと思ったからなんですけど、なぜあえてコストがかかるオーガニックコットンを採用したり、製造工程でも時間やお金をかかる方法を選んでいるのか?を中から見てみたくて。池内代表のインタビューとか記事にもありますけど、仕事をしながら社員さんたちがどういうふうに考えているのかは知りたかったところで、直接聞いたわけではないですけど、自分たちのためとか、お金のためにやるとかではなかったと思います。

――お金のことじゃないとしたら何なんでしょう?

清水さん:何なんでしょうね。例えば、100社存在する今治タオルのメーカーの中ではオーガニックコットンを選ぶことが、ひとつの個性となっていると思うんですけど、同じタオルを作るなら、良いモノである事の方が喜ばれるし、正直な形でモノづくりを進めていくと、素材から製造工程、販売まで含めてオーガニックになるのかなとは思います。

IKEUCHI ORGANICへの提案

――インターンでできなかったことはありますか?

清水さん:IKEUCHI ORGANICが発信する環境レポートは出してないと思うんです。阿部社長のインド滞在記とか、ホームページに環境に対する情報が所々にはあると思うんですけど、ひとつの形にまとまってるレポートがないので、はやいうちに自分が提案してやればよかったと思ってます。オーガニックコットンの生産額や、普通のコットンと比べてどのくらい環境負荷が少ないか?、どれくらい生活者の生活が向上しているのか?とかそういうのが知りたいなと思って。産地や工場、排水施設のこととかわかりやすいよう可視化して皆がさっと目を通せるようになればもっと魅力が伝わるのではと思ってました。

――もし、それが実現できるとどう変わると思いますか?会社のことが好きになる人が増えるとか、ここで働きたいと思う人が増えるのか。

清水さん:両方あると思います。
今大学4年なので周りがもう就活を終えてるんですけど、同じ学年の友人の話を聞いていたりするとけっこう、CSRレポートとか社会貢献をしているかを重視していて。意外と細かい所まで読んでるので、レポートを公開することで、長期的に会社の財産になるんじゃないかと思います。
何よりも私自身がそのレポートを読みたいなと思いました。インターンも終盤に差し掛かった頃にこの事に気づいて、今になって思うと、自分は興味を持ってたから見つけられたけど、ちょっとしか会社に興味がない人だと通り過ぎちゃうかなあと思いました。

働くことってつらくない

清水さん:環境とビジネスというキーワードで探してIKEUCHI ORGANICで働かせてもらったんですが、もちろん環境に関心のある方もいいですけど、もうひとつ、「会社」って何だろうと思ってる人、「いい会社」に関心のある方にもすごくいいんじゃないかなあと思います。

私は、仕事は基本的につらいことばかりで朝早くて、残業も多く、やりがいも感じられないという、働くことに対してネガティブなイメージを持ってたんですけど、こういう会社もあるんだという発見ができたので、働き方や、地域、いい会社などに関心のある人にもいい場所なんじゃないかなあと思います。

あともうひとつ、IKEUCHI ORGANICでインターンさせてもらうことで、普段なかなか出会うことができない人たちと、直接お話できる環境にあるのはすごくありがたかったです。例えば、元鎌倉投信の新井和宏さん。お客様ではないですけど、投資してくださってる方が、ひとりの大学生に、すごく親身になって色々話を聞いてくれたり、色々なことを教えてくださるのがすごい所だなと思います。
この前もお会いしたときに、こういうイベントあるから良かったら参加してとか、忙しい方のはずなのに、普段の学生生活ではなかなか経験できない事もさせてもらって感謝しています。

※1:IKEUCHI ORGANICが採用するbioReプロジェクトのコットンは、スイスのREMEI社(リーメイ社)によって供給されています。「尊敬の念を持って人と自然に対峙することが、持続可能な経済的成功への鍵である」というメッセージを企業哲学として掲げている会社です。

(了)

学生インターン受け入れています

IKEUCHI ORGANICでは、学生インターンを募集しています。店舗接客が中心になりますが、それ以外でも本人の適正・能力に合わせて、お仕事をお願いしたいと思います。ご興味ある方はまずは採用情報をご覧ください。

記事作成:営業部・牟田口

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