タオルの原材料であるコットンは、野菜です。ただ、食べないだけ。毎日土と向き合う農家が育てた、食べない野菜なのです。IKEUCHI ORGANICが使うのは、スイスREMEIのbioRe PROJECTによって栽培され、オーガニック・テキスタイルの世界基準GOTS認証をクリアしたオーガニックコットンのみ。農薬に頼ることなく自らの力で大地に根を下ろし、背を伸ばして花を開き、真っ白なコットンボールをはじけさせた、生命力あふれるオーガニックコットンです。


インド、トルコ、中国、タンザニアをはじめ世界18カ国で栽培されているオーガニックコットン。それぞれが、いくつかの認証機関の基準に基づいて「有機栽培認証」を受けています。IKEUCHI ORGANICは、インド、タンザニアで行なわれているbioReプロジェクト(ビオリプロジェクト)の認証オーガニックコットンが最も信頼性が高いと考え、原材料として全面的に採用。貧困状態にある農村の人々の自立のためのソーシャルプロジェクト、bioReプロジェクトによって農薬や化学肥料を使わずに栽培されたオーガニックコットン、bioReコットンです。
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IKEUCHI ORGANICが使うコットンは、畑から紡績工程までを審査対象とする厳しいEU基準に基づいてスイスの認証機関bio.inspecta(バイオインスペクタ)から審査を受け、オーガニック認証を取得しています。条件は、遺伝子組換えでない種を使い、3年以上化学肥料や農薬を使用していない畑で栽培、収穫したコットンを、認定の紡績工場で紡糸していること。さらに、畑や工場で生産に関わる人々の労働条件が適正かどうかも審査することで、生産者の人権を守っていることを証明する基準です。
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一般のコットンは、世界の畑の中で最も多くの農薬が使われている農産物です。長い間、この栽培方法によって世界のコットン需要はまかなわれてきましたが、1970年頃から、農薬が生産者の健康と周辺の自然環境に悪影響を与えている事実が語られ始めました。一方で、高い生産性や品質性を優先するために、種の遺伝子を操作する技術が開発されると、遺伝子組換え種子の使用は世界中で一気に拡大します。コットンの生産大国であるインドではその割合が90%を超えるまでになっています。しかし、遺伝子組換えの技術は、オーガニックの世界では受け入れることはできません。現在、オーガニックコットンの栽培において、遺伝子組換えでない種子の確保が重要な課題に浮上しています。
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