本当のオーガニックコットンであること。それは、より自然(ありのまま)に近いこと。コットンは、工業製品ではなく植物。毎年、その品質が均一であるはずがありません。違いがあってこそ、本当のオーガニック。今までデメリットと考えられてきた繊細すぎる品質を個性と考え、毎年、ワインのようにコットンの違いを楽しもう。それが、新しいオーガニックの愉しみ方。「COTTON NOUVEAU/コットンヌーボー」です。


目をつぶる。タオルに触れる。なでてみる。ほんとうに違います。しっかりしてる?コシがある?やわらかい?毎年違います。こんなにワクワクするタオルが今だかつてあったでしょうか。気候や畑の条件によって、毎年少しずつ風合いの異なる糸をつくり出すオーガニックコットン。通常、紡績工場では風合いを一定に保つために複数年度のオーガニックコットンを混ぜて糸をつくります。それが、世界のスタンダード。でもCOTTON NOUVEAUは、収穫年度によって糸を分けます。そんなつくり方をしているタオルは、世界中探してもCOTTON NOUVEAUひとつだけ。違いを愉しむ。いつくしむ。新しいオーガニックの愉しみ方で世界を魅了する、COTTON NOUVEAUです。

2011年に発売開始したCOTTON NOUVEAU。それから20年、世界が2031年を迎えたとき、オーガニックを取り巻く世界はどうなっているでしょう。世界のスタンダードは、時代と共に移り変わります。あるがままの、違いを楽しむ上質な時間を、世界中の誰もがあたりまえに経験しているかもしれません。収穫年度を分けたオーガニックコットンを使ったテキスタイルが、世界のスタンダードになっているかもしれません。
あなたが見ているのは、全く新しいタオルです。全うで新しい、オーガニックタオルです。時代は変わります。どう変わるのか、誰にも予想はできません。でも、ここにあるタオルが、次の時代の新しいオーガニックに全うな意義を問いかけていることは確かです。COTTON NOUVEAUと一緒に過ごす、あるがままの違いを愉しむ上質な時間を経験してみてください。

「毎年、違ってあたりまえ」。プロジェクトデザイナー佐藤利樹のこの一声が、COTTON NOUVEAUをつくり出す全ての原動力となりました。オーガニックな野菜を求める人たちが収穫の度に違う味や形を楽しんでいるのであれば、オーガニックコットンだって毎年違う風合いを楽しみたい。デメリットをメリットに変え、ワインを味わうようにCOTTON NOUVEAUを楽しもう。世界中どこを探しても全く新しく、チャレンジングなこのプロジェクトにはたくさんの賛同者が集まりました。オーガニックの常識から考えたら異例中の異例とも言える、収穫年度の違うコットンを提供してくれたタンザニアの農家たち。私たちがコットンを買うために立ち上げた資金調達ファンド「風で織るタオルファンド(ミュージックセキュリティーズ株式会社運営)」に自ら出資してくださった投資家の方たち。発売前から「買いたい!」と手を上げて予約をしてくれたお客様たち。たくさんの人を巻き込みながらこの世に生を受けたCOTTON NOUVEAUがもたらしたのは、オーガニックなストーリーを共有していく楽しさでもあったのです。佐藤利樹がデザインしたのは、タオルというプロダクトではなく、COTTON NOUVEAUというプロジェクトでした。できあがったタオルを買うのではなく、心から欲しいと思ったものをつくり出す当事者になるクリエイティブな感覚を呼び起こしてくれた、COTTON NOUVEAU誕生の物語です。