人生を変えたコットンヌーボー(前編)

京都店店長 益田

京都ストア店長として、店舗統括マネージャーとして直営3店舗を統括するタオルソムリエの益田さん。5年前にIKEUCHI ORGANICに出会い、入社を熱望して京都店のオープン時に念願叶って入社。持ち前のコミュニケーション能力の高さと、お客様の事を誰よりも考えホスピタリティ溢れる接客で、関西のたくさんのお客様から愛されています。IKEUCHI ORGANICとの出会いから、今後の展望まで、時間いっぱいお話してくれました。

masuda_05

初めてのIKEUCHIとの出会いはコットンヌーボー

――IKEUCHI ORGANICに入社したきっかけを教えてください

2011年に発売した、コットンヌーボーのプレビュー(新作発表会)ですね。うちの主人がリッキー(佐藤利樹 氏、コットンヌーボーのデザイナー)と知り合いで、そのお披露目会があるからと主人に誘われて、そこでIKEUCHI ORGANICに出会いました。コットンヌーボー2011のときにはじめてIKEUCHI ORGANICのタオルをさわって、すごく感動して、何やこのタオル! と思ったのを覚えています。

――さわったときに今までのタオルと違うと思ったんですか?

違う! そのときに思い出したんやけど、小さい頃から、めちゃめちゃタオルが好きやったのを思い出して。大好きなタオルケットがあって、3歳くらいのときに使ったブルーのタオルケットをずっと手から離さなくて、すごい人見知りもする子で。

masuda_03

(一同笑)

ほんまにほんまに(笑)。新しいこととか苦手で、そのタオルがないとダメで。そのタオルケットを(古くなるまで使ったら)母親が今のウォッシュタオルのサイズに最後切って、汚れたのは捨てるんやけど、私が大泣きするからまた持ってくるみたいな。

母の愛情たっぷりなタオルはお守り代わりでした。2011年のコットンヌーボーをさわったとき、そのウォッシュタオルサイズに切って縫ったやつを持たせてくれたのを思い出して、そのタオルと同じくらいコットンヌーボーから愛情を感じたんですよ。そういえば私、タオル好きやったなーと思って。

masuda_04

ファストファッションと対極にあったIKEUCHI ORGANIC

――その頃からIKEUCHI ORGANICに入りたいと思ったんですか?

入りたい。入りたいというか、そのときのお仕事が商社でファストファッションをやってたので、自分がやってることに対して、自分を言い聞かせてそこで働いていたというのが実はあって。中国とかバングラ(ディッシュ)で大量に作ったのをいっぱい輸入してきて。それをお客様に納める輸入の仕事をしていたけど、何か洋服たちが返ってくる(返品されてくる)のやB品のそういうところにいるのが、ちょっと疑問があって。その疑問を思いながら、この洋服を着て明日デートに行くためにワクワクするくらいの子たちが一杯いるなら、これは意味があるかもしれへん、ってすごい思っていて。そうやって言い聞かせるのを、ここは言い聞かせるとかじゃないんやなって、IKEUCHI ORGANICは。

masuda_01

会社を一文字で表すと「真」。嘘のない会社

――実際にIKEUCHI ORGANICに入社してみて、どうでしたか?

この会社を私の中で一文字にすると、「」。真実の真。良くも悪くも嘘がない。嘘をどっかでしていてもそれもわかるというか。これだけモノをストイックに作ることに対して、皆真剣だし、提案した事がすぐに動き始める。あとストイックにモノは作るし、考え方もストイックやけど、人に対してはストイックに言わへんというか。よくお店で言うのは、100均(100円均一ショップ)でもタオルは買えるじゃないですかって、だから選べるんですよって。でも小さい子が、お母さんが100均でしかタオルを買ってへんかったら、その子が大きくなったらタオルは100均で買うものやと思ってしまうかもしれない。だから種類は色々あるし、最終的に選択するのはあなたですよ、という考え。この会社もそうだと思うし、否定しないというのがすごく思う。

masuda_02

初めての接客。最初はプレゼント包装もできなかった

――入社してすぐに京都ストアの店長に…と言われたんですか?

なんて言われたかな…(入社する前から)代表に電話するときに、「関西支店長ですが」って言っていていろんなところで、「関西支店の支店長益田です」と電話出たりメールとかも書いていたりしていて。

――苦笑

おかしいでしょ。今まではずっとBtoB(※1)をやってきたんで、貿易とか生産管理をやっていて、糸から製品になるまでの工程はひと通り見ていて。だからBtoC(※2)ははじめてで、最初怖かったですけどね。何もノウハウないし、店長さんと言われてもプレゼント包装もできなかったし。オープンする前に家中の箱という箱を新聞紙3,4枚くらいで、とにかく包む練習をして。

――益田さんの接客は接客経験者のものだと思っていました。

そこは社長にも言われるんやけど、人にしゃべるのはBtoBからずっと同じやと思うんですね。結局仕事は人と人とのコミュニケーションやと思うから、それは変わらへんと思うけど、レジとかアルバイトでもやったことがなくて。だからね、今も代表に言うんですけど、よく私に店長をさせたよねって言うんです。なんでそんな人にさせたんかが不思議。(代表に)聞いても笑ってはるだけ。

後編につづく

masuda_06

インタビュー2016年6月
取材・文/牟田口、神尾
フォトグラファー/木村 雄司(木村写真事務所)

注釈
※1:企業間での商取引 Business-to-Business の略
※2:企業と個人の商取引 Business-to-Consumer の略

あわせて読みたい関連記事

ラインナップ